私たちは流行りの「おにぎり屋」ではありません。
新規就農して10年目の2010年に構想を描き、2014年に農家レストランとして「千華」が生まれた。
人生は1度。脱サラしたのは他人の目を気にせず考えずに自分がやりたいことをしたいため。
結果、誰もやらない農業への道を選んだ。しかし当たり前のようにいばらの道。今思えばこれが「成功への道」の始まりだった。
美味しい野菜を作りたい=有機農業となり化学的農法を除外。だからなかなかまともな野菜が出来ない。
それでも日々の努力と研究が実を結び、究極の味わいの野菜が出来始める。
「これ美味しいね!」の一言が聴きたくて、が農園のキャッチフレーズ。
そうなるのに10年もかかった。野菜が出来始めても農業という職種の不安は解消せず。
バイヤーが変わったら不安、農地を返せと言われたらどうしよう、病気になったら破滅。
冬は特に不安におののき不眠になることも多かった。